ヴィンテージシンセ好きには朗報と言えるのかな

東京は原宿にFive Gという楽器屋さんがある。ヴィンテージと言われるシンセサイザーや、アナログのシンセサイザー、その他ユニークな電子楽器の品揃えが充実していて、修理についても高度なノウハウを持っている店だ。オレもこのお店で所有しているアナログシンセを修理してもらったり、MIDIコントローラーを買ったりしたことがある。
中古楽器を多く取り扱っているので、電気用品安全法の影響をモロに受けると思われ、今後の対応が多くのシンセサイザーを愛好する人達に注目されていた。
そしてその対応が、店のウェブサイトのFAQページで発表された*1。「買取上限価格が5000円以下」のPSEマークがない商品が買取不可となったものの、基本的に4月1日以降も買取を継続していくとしている。これは朗報と言えると思うが、買い取る商品価格に制限が設けられたことが、この法律への対応にかかるコストを伺わせる。
Five Gのように中古の楽器が取り扱いの多くを占める店は、企業としての死活問題ということもあるので、この法律への対応に真剣な取り組みを行なうだろうけど、新品の楽器の取り扱いが主で中古楽器については従となる楽器店や、ハードオフなどのリサイクルショップ、質屋などではこれほどの対応は望めないだろう。これらの市場規模、取扱点数は決して無視できるほど小さくはないはずだ。すでに一部の大手楽器店やハードオフなどではPSEマークのついていない楽器などのハードウェアの買取の中止の予告がされている。このままではやはり中古楽器市場(及びこの法律の対象となった中古の電気製品の市場)のシュリンクは避けられそうもない。


えーと、あほんだらー。

買取上限価格が20000円未満のPSEマークのない商品は、Five Gでは買取出来なくなった模様。このページ参照。なかなかPSEマークを貼るための検査のためのコストが確定できなかったんだろうな。芳しくない状況だなー。

*1:情報源:mixiの「『電気用品安全法』に異議アリ!」コミュニティ。http://mixi.jp/view_community.pl?id=583129