CD輸入権問題とかCCCDとか

CD輸入権についてはネットのあちこちで論点の整理が進んでいるので、現時点での私的な感想。

「そこに収録された音楽が聴けるかどうか保証できないCDモドキ」なんてものを平気で売れるわけだから、レコード会社が売りたいのは「音楽」じゃなくて「ポリカーボネート製の直径12cmの円盤」だなんてことは端からわかってたわけで。
CCCDの存在を知ったときにまず思い出したのは、バブル期に某Mという自動車会社(タイヤが外れる例のクルマの会社ではない)の偉いサンが言い放った
「輪っかが4つついてたら何でも売ってやる」
という言葉だった。クルマというものに少しでも愛着があれば決して吐けない言葉ですな。

レコード会社はCCCDやCD輸入権使って、一所懸命市場規模を縮小させて、いっそのこと全部キレイに潰れてくれい、とプチ・マルクスみたいなことをちと思ったりもする。音楽好きとしては短期的にはちと困るけど、まともな企業努力はほったらかしで、ロビー活動やらユーザーの利便性を損なうような規格導入やらによって自らの失敗しつつある経営を糊塗するような経営陣(「欲ボケ」という以外に適切な形容が思いつかん)が居座るような業界に、どっちみち明るい未来なんぞは訪れねー。ならばいっそのこと、そういう欲ボケが業界から出ていってくれるんなら、短期的には少々の不便は我慢してもいいかな。

もっと建設的なこと書けよオレ……。自分のアタマの悪さが憎い。